インターネット調査を上手に利用しよう！
リサーチ型のネット調査
1990年代後半ころから、リサーチ型のインターネット調査が日本国内において急速に普及してきました。マーケティングは販売促進に欠かせないものですが、インターネットを使わない従来の方法だと、膨大な時間と労力を要しました。
ところが、インターネット回線を介して、オンライン上で調査ができるようになり、時間と労力を大幅に削減できるようになっただけでなく、コストの面でも大きなメリットが生まれるようになりました。
インターネット調査では、予備調査と本調査の2段階に分けて行われることもあります。予備調査ではターゲットを絞り、本調査に進むようにします。これにより、より必要としている答えを得ることが可能となります。
また、いたずらや適当な返答を防止するために、この問いには「3」を選んでくださいという質問を設ける場合もあります。
アンケートに参加するためには、そのアンケートサイトに会員登録する必要がありますが、解答するごとに報酬を得ることができる仕組みになっていることが多いです。
インターネット調査ではモニター選びも大切！
インターネット調査を実施するときはモニターの選び方にこだわりましょう。無作為抽出によって全体の傾向を掴むことが有効な場合もありますが、売上を向上させたい場合は対象とする層を明らかにすることも欠かせません。
たとえば、主力となることを期待する商品のリリースを予定しているなら、それを買ってくれると見込んでいる人たちの意見を聞くことが最優先事項となります。
その目論見が外れた場合、在庫過多になるなど大きな損失を被る可能性があるからです。
もちろん余裕があれば、それ以外の層に対してインターネット調査を行うことも意味があります。ターゲットを広げるためのヒントを得られる可能性もあり、長い目で見ると収益のアップにつながりやすいです。
このようにモニターごとの特性を考えて実施することが大切であり、計画的に実施していくスタンスが必要になります。同時期に行っても構いませんが、混乱を避けるために時期をずらすのも一つの手です。